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ペットの死は悲しい

幼稚園の頃、近所に捨てられていたメスのスピッツ(多少他の血が入っています)を拾いました。
白と茶色のスピッツが2匹いたのですが、茶色の方を選びました。母が、1匹しか認めてくれなかったからです。

恐らく姉妹だったのかも知れませんが、今となっては知るよしもありません。
拾った当時はまだ子供だったと思いますが、無論正確な年齢もわかりません。

特に芸を教えるわけでもなく、食事を与える前のお座りと、家の中でオシッコをしてはいけないということだけを教えました。

あの子はとても優しい犬で、決して他人に噛みついたり吠えかけたりしませんでした。
そして、二件隣のオスの飼い犬ととても仲が良く、散歩道で会うと人目もはばからずに性交しようとしました。

散歩に行くときはいつも「行くか」と声をかけていたので、いつしかその声だけで散歩に行くんだということを理解し、その場でグルグル回って喜びを表現したものです。
そして、試しに声に出さずに口を「行くか」と動かしただけでも、散歩だということを理解するようになりました。
犬だって読唇術が出来るんです。

しかし年月が過ぎると老いが目立つようになってきました。

体調もよく壊しましたが、一番酷かったのが子宮に膿がたまる病気になったときでした。
子宮の摘出手術をして何とか助かりましたが、それ以降さらに弱ったように思えます。

昔は散歩に行くときに大はしゃぎしていたのに、老いてからは"小はしゃぎ"程度になり、さらにそれで咳き込んで動けなくなるほどでした。

大学受験の試験地の下見のために東京へ出かけて、三日後に帰ってきたとき、あの子は死んでいました。
一応老衰ということで、天寿を全う出来たことだけが慰めですが、とても悲しかったです。
私が拾った時に1歳だったとして、17年の生涯でした。犬としてはそれなりに長生きした方だと思います。

それから2年後、大学に通うために大阪を離れて一人暮らしをしていた私が帰省したとき、両親がゴールデンレトリバーのオスの赤ちゃんを買って来て飼っていました。
私は最初のスピッツが私の心の中に占める割合が圧倒的に大きく、新しいゴールデンがそれほど可愛いとは思えませんでした。何より、自分が飼っているわけではなく、両親が飼っているからかもしれません。

それでもゴールデンの赤ちゃんはぬいぐるみのようで、面白い存在でした。

スピッツと違い、ゴールデンはすぐに大きくなります。
1年後に帰省した際は、もう力では負けるんじゃないかというくらい大きくなっていました。

大学を卒業して大阪で働き始めてすぐ、母親が暗い声で電話してきました。
「あの子、癌らしいねん・・・」

どうも何度か体調がおかしいことがあって病院に連れて行っていたのですが、そこの獣医が癌だと見抜けなかったようなのです。
あまりにもおかしいので、家からは遠いのですが、母親の知人が勧める病院に連れて行ってようやく肺癌だとわかったのです。
もう身体中に転移しており、手の施しようがなかったそうです。

その頃には息をするのも苦しそうで、よだれが止まらず、腹部を圧迫すると激痛が走るので座ることすら出来ない有様でした。
母親が言うには、本当に一日中立ちっぱなしで座ろうとしなかったそうです。そのせいで体力を酷く消耗し、さらに体調は悪化していました。

それから一週間後に死んでしまいました。
たった3年の生涯でした。

私の中では依然として最初のスピッツを想う気持ちが大きかったのですが、さすがに泣きました。あまりにも短すぎました。

それからさらに数年経ち、両親の心の傷は最近ようやく癒えたらしく、またゴールデンレトリバーを飼う計画を立てています。
私は、女々しいかもしれませんが、まだ最初のスピッツが心から消えないので、到底新しい犬を飼いたいという思いは全くありません。
2匹の犬の死に様を目の当たりにして、とても見ていられなかったというのもあります。

またそれとは別に、私は大学時代にハムスター(ジャンガリアン)を二匹飼っていました。
私は飼う意志はあまりなかったのですが、同棲していた彼女が飼いたいというので押し切られた形です。

二匹の名前は、私が当時のダイエーホークスファン、彼女が巨人ファンと言うことで、"王"と"長嶋"にしました。両チームの監督です。
オスとメスにすると子供が大量に出来てしまうというので、オス二匹にしました。
最初はこの二匹はとても仲が良く、昼間は小さい箱の家で二つの"毛玉"が並んで寝ていてとても可愛かったのですが、大人になると常に喧嘩するようになり、王が長嶋に流血するほどの怪我を負わせてしまったのでケースを別々にするはめになりました。

そんなある日、私が友人たちと麻雀に興じていたとき、突然夜10時くらいに彼女から電話がかかってきました。
「長嶋の呼吸が時々止まって動かない!」

あわてて私は麻雀を中断し、電話帳に載っている動物病院に片っ端から電話して診てくれるところを探しました。
5件目の病院の獣医が、夜遅いにもかかわらず診察を快諾してくれたので、私はその場にいた友人の一人に車で彼女の家に送ってもらい、そのまま彼女と長嶋を乗せて病院に走りました。

長嶋の呼吸は途中で完全に停止し、これはもう手遅れかな、と思いつつ病院に到着。
獣医は少しお酒が入っていたようですが、手早く長嶋を診察台に乗せ、何と心臓マッサージとマウストゥーマウスの人工呼吸を始めたのです。
あんな小さな生物に心臓マッサージと人工呼吸ですよ。唖然としながら見守っていると、何と長嶋が息を吹き返したのです。すごい! 先生すごいよ!

その後しばらく酸素が出てくる容器を長嶋にかぶせ、さらに栄養剤を長嶋の体積が1.5倍になるほど注射し、治療を終えました。
「あとちょっと遅かったらダメだったね。君らは学生さんだろ? 治療費もバカにならないから、ちょっとオマケしてあげるよ」
治療を終えた獣医はそう言い放ち、豪快に笑っていました。
すさまじく格好良い先生でした。私が男でなかったら確実に惚れています。

翌朝、長嶋は何事もなかったように元気にケースの中ではしゃいでいました。
いったい何が原因だったのか、今もって謎です・・・。

その後彼女と別れ、王と長嶋は彼女が引き取っていったのでどうなったかはわかりません。

いずれにせよ、順当に行けばペットは確実に人よりも早く死にます。
もう二度と、ペットが死ぬという悲しみは味わいたくないものです・・・。

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