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統合軍

日本の自衛隊は、陸、海、空がそれぞれ別組織として存在し、戦時にこれらを統括して柔軟な作戦を展開することは難しい状況です。

昔も帝国陸軍と帝国海軍はそれぞれ独自の考えをもっており、海軍はアメリカを、陸軍はソ連を仮想敵と考えていました。

日本に限らず、このように陸、海、空軍がそれぞれバラバラな軍隊として存在する国は多く、戦時にはとても効率的に戦闘を遂行出来るとは思えません。

ところがアメリカでは、陸、海、空軍を統合してひとつの軍隊として運用しています。世界を6つの地域に分け、それぞれを統合軍が担当するのです。

これによって陸、海、空の指揮系統を一本化出来、効率的な戦力運用が出来るわけです。

6つの統合軍は、

  1. 北方軍:北米大陸担当。
  2. 南方軍:南米大陸担当。
  3. 太平洋軍:東・東南・南アジアおよびオセアニア担当。
  4. 欧州軍:ヨーロッパ担当。
  5. 中央軍:西アジアおよびアフリカ大陸北東部担当。
  6. アフリカ軍:北東部を除くアフリカ大陸担当。

となっています。

今もっとも活発に活動しているのが中央軍です。アフガニスタンやイラクといった戦地を抱えており、新たにイランと戦争が始まってもおかしくない状態です。

世界の警察を自称し、世界中の紛争等に介入するアメリカ軍と違って日本の自衛隊は日本本国を防衛すればよく、このようにいくつもの統合軍を編成する必要はありません。

しかし陸上、海上、航空自衛隊を統合運用出来る指揮系統はしっかりと整えておいた方が良いのは間違いなく、そういう考えから昨年統合幕僚監部が新設されました。

これまでも統合幕僚会議というものはあったのですが、より統合運用を強化する目的のようです。

もっとも、知り合いの幹部自衛官(士官)である三等海佐(少佐に相当)曰く、「海上自衛隊は帝国海軍の流れをくんでいて誇り高く、帝国陸軍から切り離された陸上自衛隊や戦後誕生して歴史の浅い航空自衛隊などとは違う」そうで、現場レベルでは各自衛隊の仲はあまりよくないようです。

お互い協力して国を守っていただけると嬉しいものですが・・・。

2007.2.8 17:20追記

敗戦後、帝国軍は連合軍によって完全に武装解除させられました。

しかし1950年に朝鮮戦争が勃発し、日本の防衛まで手が回らなくなってきた連合軍は、同年日本に再軍備を指示しました。それで編成されたのが後に陸上自衛隊となる警察予備隊です。

警察予備隊の編成に当たっては、帝国陸軍で士官以上だった人は一切入隊を許されませんでした(後に一部例外あり)。

そのため、当初はアメリカ軍から組織の運営のノウハウなどを指導され、アメリカ陸軍式の組織となっていきました。

一方、1952年に編成された後に海上自衛隊となる海上警備隊は、その編成を帝国海軍出身者が主導して進めるなど警察予備隊とは違った形で始まります。そのため、現在でも帝国海軍時代の伝統が引き継がれています。

航空自衛隊に至っては、帝国軍に空軍が存在しなかったため、戦後になってからアメリカ空軍の指導の元に帝国陸海軍の航空隊から人材を集められて新設された組織です。

このように、帝国軍の流れをくむ組織は海上自衛隊しかなく、必然的に海上自衛隊員は「俺たちこそが歴史と伝統ある組織の一員なんだ」という自負があるのだと思われます。それに、帝国陸軍に比べて帝国海軍は強かったというイメージもありますしね。

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