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モテなかったあの頃の思い出

「モテ期」というものがあるとするならば、私の最大のモテ期は高校時代の後半から大学時代の前半にかけてです。

しかしその前の中学時代は本当にモテなかった。普通に女子と話したりするのですが、バレンタインのチョコをもらったり告白されたりすることは一度もないまま終えました。

かと言って私が恋をしなかったのかと言うと、そうではありません。片想いだけど、恋をしていました。

中学2年の頃、私はバレーボール部の友人から背が高いという理由でバレーボール部に入らないかと勧誘を受けました。ちょうど体育の授業でバレーボールをしており、なかなか面白いと思っていた時期でもあって、私は一度見学に行っただけで入部を決めました。

基本的な私のポジションはバックライト。

残念ながらレギュラーではありませんでしたが、毎試合出させてはもらっていました。

毎日授業が終わった後の練習に励んでいたある日、いつものように部室で練習着に着替えてから体育館へ向かっていた途中、体育館の入口でバッシュの紐を結んでいた一人の女子が私の方を向いて笑顔で手を振ってきたのです。

その子はバスケ部に所属しており、なかなかの美人として男子にそこそこ人気がある子で、私とはごくたまに話す程度で親しい仲ではありませんでした。

そんなわけで、一瞬自分に手を振っているのかと思ったものの、いや違うだろうと思い直し、私は後ろを振り向きました。多分私の後ろにいる友達にでも手を振ったのだろうと考えて。

しかし振り向いた先には、誰の姿もありませんでした。もう一度その子の方を向くと、笑いながら私に手を振っています。

私はジェスチャーで「俺?」という仕草をしてみると、その子は「うん」とうなずきました。私は妙に照れくさくなりながらも、笑顔で手を振り返しました。

それだけのことだったのですが、私にはその子の意図が全くわかりませんでした。一体何故親しくもないのに手を振って来たのだろうか。もしかして自分に気があるのだろうか。

そんな考えがぐるぐると私の頭の中を回って、練習どころではありませんでした。体育館の半分はバレー部が使っていますが、中央に張られたネットを挟んでもう半分はバスケ部が使っており、当然その子もバスケの練習をしているのです。

その日以降、私はその子のことが気になって仕方なくなりました。まだ女の子と付き合ったこともない頃なのです。それだけのことで意識するようになり、気がついたら恋していました。

その子がどの方角へ帰宅するかは元々知っていました。時々私が帰るときに見かけたことがあったからです。

私は告白などしたことがなかったし、どうすればいいかもわからなかったのですが、思い切って想いを告げるべきだと考え、ある日勇気を振り絞ってその子が帰る時に通る道の途中で待つことにしました。

しかしその日に限って待てども待てどもその子は来ない。確かにその子より早く学校を出たはず・・・。

1時間ほど待っても来なかったため、もうダメだろうと諦めて帰ることにしました。ところが歩き始めて数秒後に、何とその子が目の前の角からいきなり現れたのです。

目があい、二人とも立ち止まりました。

「こんなところで何してるん?」

その子の第一声に、私は一瞬たじろぎました。さっきまでは告白する気が満々だったのですが、もう帰ろうと気が萎えた直後だったのです。もう告白する勇気はありませんでした。

私は友達の家にちょっと寄っていたと苦し紛れの嘘をついてしまいました。しかしその子はそれで納得したらしく、少し他愛もない話をしてからすぐにバイバイと手を振って行ってしまいました。

結局その後、その子に告白することなく卒業を迎えました。告白しそびれてからしばらくして、その子が私の友達の一人と付き合っているという噂を聞いたのが、諦めた原因のひとつです。

今となってはあのとき何故その子が私に手を振ったのかはわかりません。単なる気まぐれだったんでしょうが。

その後モテ期を挟み、私が初めて私から女性に告白したのは十年以上後のことになります・・・。

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