Cox Cafe

XperiaやMVNOの情報など

格安SIMを使いませんか?

IIJmio使う人は紹介コード「694 8329 6496 4226」を使うか、 こちらから是非どうぞ。
2ヶ月間高速データ量が10%増量されます。

ブラックなWeb制作会社

2年間在籍した後に先日退職したWeb制作会社ですが、世間で言うところのブラック企業に完全に該当していました。

どういうものであったのか、備忘録がてらに書き残しておきます。

最初の取り決めは口頭のみ

面接などで色々と条件面の取り決めなどがなされると思いますが、労働条件通知書として書面に残すことはありません。あくまでも口頭のみ。

幸い私は口頭で伝えられた金額通りの給与でしたが、伝えられた金額よりも実際の給与が低かったという人もいました。

また、雇用契約書もありませんし、就業規則も存在すら知らされませんでした(入社後に自力で探して見つけましたが、会社から通知されることはありませんでしたし、内容も実際と異なる適当なものでした)。

ちなみに転職先の大手総合病院では労働条件通知書と雇用契約書を入職前に渡されましたし、入職初日に就業規則の重要条文をオリエンテーションで2時間かけて説明されました。

新入社員への教育が雑

ブラックであるがゆえに人の入れ替わりが非常に激しく(私が在籍した2年間でトータル社員数は20人弱で一定でしたが、辞めた社員は30人近くいました)、新入社員に一々教えていられないのできちんとした教育プログラムや業務一覧表などはありません。

酷い場合は数日間新入社員が放置状態にされることもありました。

私もわかってはいましたが、自分の業務量があまりにも膨大すぎて構ってあげられなかったのが実態です。

私が在籍中に辞めた30人近くの内、何人かは入社一週間以内に辞めています。当時は「なんて無責任な人なんだろう」と思っていましたが、今思えば彼らは非常に賢明だったと思います。

帰宅時間は終電か始発

まず会社の就業時間は、10時から19時でした。もちろんその時間で仕事を終えられる業務量ではありません。

私の場合、一番酷い時で7時から23時すぎまで働いていました。23時に会社を出る時でも、特にデザイナーはまだ残っていることが常態化していました。

私は家が遠いので他の人よりも終電が早く、そのため夜は23時と「早め」に帰って、朝7時くらいから出社して何とか仕事を回していたのです。

ただ、翌日朝イチに必要なものがあったりすると、終電だと間に合わないこともあります。そういう時は、終電を諦めて始発で帰るか、帰ることすら諦めることもよくありました。

幸い近所に銭湯があるので、明け方まで仕事して少し仮眠を取り、近所の銭湯でさっぱりしてまた仕事するといったことを連続して行うことも。

深夜2時、3時にクライアントにメールを送ることも珍しくなかったため、クライアントから体調を気遣われることもよくありました。

過労死についてのランディングページを作っている時にクライアントの弁護士に深夜メールを送ってしまい、相談に乗ると言われたことも・・・。

土日出勤は当たり前

平日どんなにがんばっても、やはり昼間はクライアントのところへ訪問したり電話やメールの対応に追われて仕事ができないことが多かったです。

返信しなくても良いメールを除いて、1日で50通もメールが来て対応する必要がある日もありました。当然、やらなければいけない仕事は後回しになります。

平日はクライアントからの電話やメールが来なくなる19時以降からようやく本格的に仕事に取り掛かれるといった有様。当然、朝も早くから仕事しているので、脳は疲労してしまって仕事効率はめちゃくちゃ悪かったです。

その点、土日に出勤するとクライアントの対応が不要なので、めちゃくちゃ仕事が捗りました。

そうすると、平日できないことは土日すれば良いという考え方になってしまい、土日出勤への抵抗感がどんどん無くなって行くのです。

最終的には家族との時間を犠牲にしているという感覚よりも、仕事がめちゃくちゃ捗るという快感の方が上回ってしまいました。

手当がほぼなし

前述のように朝まで働いても休日出勤しても、超過勤務手当や休日出勤手当はつきません。いわゆるサービス残業が当たり前となっています。

そもそもタイムカードすら無いので、会社は最初からそんなものを出す気は皆無なのです。36協定なんてブラック企業には存在しません。

その他の手当もありませんでした。

会社の考え方としては、「昼間はクライアントのところへ訪問するなどほとんど仕事をしていないのと同じだから、定時後も残業をするのは当然だ」という訳のわからない理屈でした。

転職先では当然法律に則って超過勤務手当や休日出勤手当がつきますし、36協定に基いて時間外労働もきちんと制限されています。それ以外にも、家族手当や住宅手当などもあり、手当だけでかなりの金額になります。

ゆるすぎる社内ルール

その会社では仕事のやり方がほんとに自由でした。最低限の報連相さえしていれば、ほとんど自分の好き勝手に仕事ができたと言っても過言ではありません。

例えばWebサイト制作においてワイヤーフレームの描き方は個々人がどのようにやっても良いので全く統一感がありません。

データの保存場所も「共有フォルダの中のどこか」といった感じなので、他人の案件のデータを探すのは一苦労です。

見積書ですらディレクターごとに微妙に違ったりします。

また、毎週のミーティングなどは最初は普通に定時以降でセッティングされていました。急なミーティングではなく、定期ミーティングが定時以降で設定されていたのです。

さすがにこれは社内から異論が出たので定時前に組み換えられましたが、結局誰かがクライアント訪問等でその時間に戻って来られず定時後に延期されるということが常態化していました。しかもそのアナウンスすら誰かが上長に聞かないとやってくれませんでした。

そういう状態なので、定時後の予定というものが非常に立てにくかったです。

例えば遠方から友人が久々にやって来るので飲みに行く約束をしても、定期ミーティングが突然延期されたり急なミーティングを突然ぶっ込まれたりするため、「何時に行ける」という確約ができませんでした。

ワンマンすぎる社長

一番厄介なのがこれ。

社長優先主義

みんな自分の案件で一杯一杯なのに、社長が自分のお気に入りのクライアントから何か依頼があった際には最優先事項としてぶっ込んできます。

明らかに優先すべきこちらの案件などお構いなしで、少し後回しになっても良さそうな社長案件をどんどん前倒しでさせようとするのです。

当然、社長案件のクライアントは社長に感謝して「御社は仕事も速くて素晴らしい」となりますが、こちらのクライアントは仕事を後回しにされるのでクレームに繋がります。

それを社長は「私は常に先を見て行動するのでクレームにはなり得ない。あなた方にはそれが足りない」と言ったりします。

感情で肩書や給与が決定

基本的に社長の感情のみで肩書や給与が決定されます。

一応「評価表」のようなものが作られたことは何度かあるのですが、2ヶ月後には忘れ去られています。

私は2年間で肩書が大きく変動しました。

入社時いきなり係長で、半年後に課長補佐、その3ヶ月後に課長、その翌日(!)に部長、その半年後に課長へ降格、そして最終的には係長まで降格されました笑

更に一時期は人事課長、人事部長などの肩書も与えられていたため、様々な肩書の名刺が大量にありました。

2年間のうち主に前半は基本的に社長に忠実で真面目に仕事をしていたのでどんどん昇進することができましたが、後半はややこしい案件ばかり振られたことでクレームも増えてやる気を失い、社長にも反発するようになったために一気に降格させられたのです。

幸い私には家庭があったので給与面は大きく下げられることはありませんでしたが、他の社員は一気に何万円も下げられることがよくありました。

ちなみに給与が上がる時は雀の涙程度。係長の時と部長の時で給与は1万円も変わりませんでした。給与は増えず、責任だけ押し付けられるので堪ったものではありません。

最後に

ブラック企業は入社する時点で何かおかしいということに気付かされるはずです。

私のように長く勤めてしまうと(それでも2年ですが)、感覚が麻痺してしまってブラックをブラックと思わなくなってしまいます。

そうなる前に、おかしいと思ったら即座に辞めてしまいましょう。

私はこのブラック企業で働いたことにより、「うつ状態」と心療内科で診断されました。こんな働き方をずっとしていれば、身も心も確実に壊れてしまいます。

私は幸い仲良くしていた部下が一足先に辞めてホワイト企業に転職し、「ブラックとホワイトではこんなに違う!」と繰り返し私に話してくれたので、その会社がどれほどおかしいのか気付かされました。

心が完全に壊れてしまう前に、ブラック企業からはすぐに逃げ出しましょう。

 

ad

-管理人の日記